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1982年の正月映画第二弾として、公開されました。
前年12月に公開される正月映画第一弾は、派手な大作や、
ファミリー向け映画が多いですが、正月映画第二弾は、
見た目は地味でも、出来が良くて面白い、
良質の娯楽作品が多く公開される次期です。
「さよならジョージア」は、ジョン・トラボルタ主演の
「ミッドナイト・クロス」と 二本立てで見て、
両方とも面白かったので、得した気分になりました。
当時の地方二本立て公開は、得した気分が味わえる楽しみが
ありました。映画館が空いていたので、勿体ないと思ったものです。
主演の娘役クリスティ・マクニコルは、当時の人気若手女優です。
1970年代後半~80年代前半にかけては、子役上がりの
人気若手女優のブームがありました。
そのブームを牽引したテイタム・オニールと、「リトルダーリング」
(1980)で共演したクリスティ・マクニコルは、テイタム・オニールを
食った演技で、人気若手女優ブームの仲間入りをしました。
「リトルダーリング」と同じロナルド・F・マックスウェル監督作
でも、本作の方が出来が良く、クリスティ・マクニコルの魅力も
全面開花しています。立て続けに公開された「泣かないで」と共に、
クリスティ・マクニコルの代表作となっています。
その魅力とは、未成年とは思えないほど、しっかりとした考え方で、
前向きに生きる姿勢です。「泣かないで」では、
アル中から立ち直ろうとする母親を、しっかり支えていました。
主演の本作では、女遊びが過ぎる、だらしない歌手の兄を励まし、
カントリー&ウェスタンのメッカであるテネシー州ナッシュビルを
目標にして、ドサ周りのマネージャーとして奮闘する姿が、
カッコいいです。「ハンサムな女の子」として、
若い女性達に人気があった彼女の魅力に溢れています。
この映画では、単に気丈な面だけでなく、目標を捨てようとする
兄を、あの手この手で励ます健気な兄弟愛を見せ、グッときます。
終盤では、少女の脆さまで見せます。
(ストーリーに触れるので、これ以上は、書けません。)
クリスティ・マクニコルの代表作であるばかりでなく、
兄役には、スターになる前のデニス・クエイドが扮し、
恋人役には、当時「スター・ウォーズ」シリーズの主役で人気の
マーク・ハミルが共演している本作なのに、何故か、
ビデオ化もDVD化もされていません。
インデペンデントの日本ヘラルドの配給なので、DVD化の権利
取得が難しいのかも知れませんが、是非DVD化して欲しいです。
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泣
かないで
アルコール依存症から立ち直れない母と、聡明な娘の生活を描いた作品
リ
トル・ダーリング
ロストバージンを争う二人の女の子が、その過程でナイーブな本性を見せる
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