↓パンフレット表紙
↓パンフレットより
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1977に制作されたテレフィーチャーですが、その出来の良さの
ため、日本を始め、アメリカ以外では劇場公開されました。
実話を原作としたホームドラマ仕立ての作品です。
白血病と闘う幼い弟と、その弟が慕う大学のフットボール選手の
兄の兄弟愛を中心に、家族が力を合わせて、
難病と闘う弟を励ます姿が、ホームドラマとして成功した要因です。
難病映画では、死にゆく主人公に焦点を当てて、涙を誘う作り方の
映画が多く、食傷気味になりがちですが、この映画は違います。
ジェフリー・ライナス演じる弟のジョーイ(映画のタイトルにも
なっています)が、大人でも根を上げるほど痛い骨髄注射を、
毎月受けながら、生きるために難病と闘う姿が、感動的です。
また、ジョーイの難病と闘う姿に感銘した、マーク・シンガー
演じる兄のジョーの心情に焦点を合わせている作品の構成が、
成功しています。自分がフットボールで大活躍する事により、
ジョーイに生きる力を与えると信じて頑張っているジョーの姿が、
深い心の絆で結ばれた兄弟愛を見事に表現し、
この作品を感動作にしています。
ジョーイに、タッチダウンを1試合で4回する事を約束し、
見事に成し遂げたジョーは、大学フットボール選手として、
最高の名誉であるハインズマン賞を受賞します。
その授賞式のスピーチで、弟ジョーイに贈る言葉が、
この映画のテーマを、如実に伝えているので、引用します。
「まだ12歳のジョーイは、病気です。白血病なんです。
このトロフィーをジョーイに捧げる事で、1日でも幸せになって
くれるのなら、僕は本望です。皆、僕を勇敢だと言う。
でも、僕の闘いはフットボールの間だけです。ジョーイは
しょっちゅう痛みに襲われ、いつも苦痛と闘っています。
このトロフィーは弟に捧げたい。これは弟の物なんです。
僕はジョーイに闘う事を教えられました。」
この感動作が、DVD化されていないのは残念です。
ビデオも廃盤になり、中古品が高騰しています。
是非、DVD化して欲しい作品です。
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